かりあの読書レビュー

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裁きの門 / マーセデス・ラッキー

 

裁きの門 (創元推理文庫)

裁きの門 (創元推理文庫)

 

 

タルマとケスリーによる、ヴァルデマールシリーズの始まりの始まりとも言える話は、本作なんと長編だった。前回が連作短編の形をとっていたので、長編と聞いて期待していたら、本当に期待通りの展開であっという間に時間も忘れてのめり込んだ。

今回、ネタバレになりそうだけど、思いきって言ってしまえば、ケスリーにとうとうロマンスが生まれる。そして、シリーズの名前にもなっている<ヴァルデマール>国の関係者がとうとう現れる。

今回と前回は、タルマのシン=エイ=イン一族やその他の民族の存在感が強くて、どこか(ケスリーはまあ違うだろうけど)エキゾチックな雰囲気の人間が多いように思えたけど、ヴァルデマールの国は、どうも反対に西洋的というか、肌の色や髪の色が薄い人たちなのだろうかと思った。今後のシリーズの柱にもなってくるであろう、この国には少し気になっているので、本作を読んでさらに期待が高まった。

タルマたちの傭兵仲間も描写は薄いながらも魅力的な人たちで、相変わらずキリーのワールの活躍も、ワール好きなら嬉しい。

次がタルマとケスリーの短篇集(番外編?)を先に読むべきか、シリーズの流れ通り読むべきか迷っている。どうしようかなー。

 

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