本のなかを旅する日々〜かりあの読書日記〜

本大好きのその周辺。思ったことや読んだこと。

蘭の館(上)

 

 

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まずは登場人物

 

6姉妹

・マイア

 主人公、翻訳家

・アリー(アルキュオネー)

 次女

・スター(アステロぺー)

 三女、セセと同い年、いつも一緒

・セセ(ケラノイー)

 四女、スターとは同い年

・ティギー(ターユゲテー)

 五女

エレクトラ

 六女

・存在が不明の七女メロペー

彼女たちはプレアデス星団セブンシスターズ)にちなんで命名された。

そして彼女たちの養父

・パ・ソルト(パ)←姉妹はこう呼ぶ

彼女たちの後見人であり母親代わりの

・マリーナ(マ)

 

マイアの先祖

・イザベル(ベル)

 マイアの曾祖母

・グスターヴォ

 イザベルの婚約者

・ローン

 イザベルに年の近い屋敷のメイド

・ガブリエラ

 メイドでありローンの母親

 

ざっとあげただけでこんな感じ…。結構出てくる。

 

 

あらすじ

 

6姉妹は世界各国からパ・ソルトが連れてきた養子たちであり、その養父の突然の死によって彼女たちの隠された謎が明らかにされ始める。

主人公であり長女マイアは、本書ではまだ明かされていないある秘密を抱え、それを養父に打ち明けられずに終わったことを悔やみつつ、彼からの残された手紙をきっかけに自分の本当のルーツがブラジルにあることを知り、それを見つける旅に出る。

彼女たち6姉妹が生きる2007年と、マイアの曾祖母であるイザベラが生きる1927年を行きつ戻りつしながら、ストーリーはゆっくりと動き始め、それと同時にたくさんの謎が転がり、そして蠢き始める。

 

 

感想

 

「ミステリ」として読み始めたので初めは相当肩透かしを食らったような感じだった。確かに謎は深まるばかりだけど、「あれ?わたし新潮クレスト・ブック読んでるんだっけ?」と錯覚してしまうストーリー展開。

ある意味「一族もの」と言ってもいいかもしれない。

ただわたしの場合「ミステリ読むぞー」とか思って読み始めしまったので、ほぼほぼ半分までノリきれず。

しかし、そんなノれない読者をも読み進めさせる作者だなあと思った。帯には「三八カ国で一千万部突破の世界的なベストセラー作家 渾身のミステリ!」とあり、なるほどベストセラー作家だったのかと納得。

初めの方からそもそもこの6姉妹の出自の謎もあり、セブンシスターズにちなんでつけられたにも関わらず七女が不在っていう謎もあり、そしてなんでセブンシスターズをもとに養女を世界中から集めてくる必要があったのかという謎もあり、ですごい大風呂敷が広げられてる感じ。

上巻はほんの序章に過ぎないという印象

あまりノリきれないと言いつつも、長年の読書の勘がわたしに告げている…「これはあとあとから止まらなくなるタイプの本かもよ」と。

上巻の終わりも「ええええ!?ここで!?」という感じではないけれども、この広げられた大風呂敷にいっちょ身を委ねてみようじゃあないのという気持ちで、下巻に向かいたい。

あ、ちなみにこの本は全部で4冊の予定らしく、残り続編の上下巻が今月の20日に、東京創元社さんから出るみたいなので、大長編のようだ。これは上巻だけで決断するのは早いかもしれないと、淡い期待なうである。

 

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