かりあの読書レビュー

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刀の日本史/加来耕三

 

 

 

刀とその舞台裏

 

おおー面白かった!

Amazonのレビューでは賛否両論激しくわかれていて、どうにも刀の歴史や知識そのものをそのまま鵜呑みにはできないなぁと警戒はしているものの、背景として描かれている歴史のエピソードが非常に面白かった。

 

 

刀剣乱舞好きへオススメ

 

私はもともと日本の中世あたりに興味があったことから、ゲームの刀剣乱舞を始めたクチだが、とうらぶファンにはオススメしたい。

まず帯には「三日月宗近」「骨喰藤四郎」「小夜左文字」「鬼丸国綱」「小龍景光」「童子切安綱」「不動行光」「大典太光世」の名前があり、反応する人も少なくないだろう。しかし本書にはこの他にも「髭切」「獅子王」「へし切長谷部」「大包平」「五虎退」「日本号」「宗三左文字」など、刀剣乱舞でおなじみの名前とともに持ち主のエピソードや刀そのものの消息なども紹介されている。

刀剣にまつわることで私のように全くの初心者にはオススメだが、上記した通り、若干の間違いもあるとの指摘があるため鵜呑みにしてしまうのは避けたい。

 

 

刀というものへの偏見

 

それにしても本書に書いてあることで気になったのは、戦の主流が中世や割と初期からも刀になかったとの指摘がどうも興味のある箇所であった。

もともと中世の初めに武士が戦の主流として使ったのは弓や薙刀であり、戦での致命的な傷を与えたものの一位も弓であり、刀は投石などにも劣り、一割にも満たなかったとのこと。

どうしても私たちは映画やドラマなどのメディアに振り回され、それを鵜呑みにしすぎるあまり、歴史の真実を間違えて覚えるきらいは大いにあると思う。

 

 

全体を通しての感想

 

まあいずれにしても私はとても面白く読めた本であった。

逆に他のレビューで「違うよ」なんて言われると、何が真実で何が嘘なのか見極めたくなるし、もともと興味関心のある平安〜室町への熱もますます上がり、そこらへんの、武士が台頭してくる時代についての知識ももっと蓄えねばと思った。

ことの源氏と平氏にはもっと詳しくなりたい。最近は町田康源義経を、古川日出男平家物語を書いているし、(もちろん絶賛積読中)そっちも読まなければ!

 

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