かりあの読書レビュー

読んだ本のレビューを書いてます

日本の歴史<6> 武士の登場/竹内理三

 

 

 

 

分かり易すぎる中公文庫日本の歴史シリーズ

 

うわー、めっちゃわかりやすい、アンド面白すぎる。

ちょっと前にこのシリーズの<5>「王朝の貴族」を読んだのだけれど、作者は全然違う人なのにこれもまた面白かった。このシリーズなんなんだ、全部面白いんか…?Amazonでもレビューは軒並み星5とかだし、前回も今回も読んでかなり納得。

この本、ページ数500くらいはあるのだが、学術書で500ページなのに小説を読める勢いで読んでしまった。面白い・わかりやすい・知識欲アドレナリンどばどば。

 

 

大河の平清盛

 

これを読みなが一番に思ったのが、2013年に放送された大河ドラマ平清盛

あれって今回この本を読んでから思うに、かなり正確な時代考証をもとに作られてたんだなーと思う。信西と清盛が割と早くからあんなに仲良しとかは創作なのか知らんけれど(まだまだ勉強せねばならんところですな)、信西が清盛をかなり出世させたりと関係性がかなり深かったりしたことには間違いないんだなあと思った。あと後白河院の今様狂いwwwあれも割と忠実なんだなあと実感www

 

 

信西と頼長

 

それにしてもこれを読んで私個人がかなり興味を持った人物が、藤原通憲信西)と藤原頼長である。

この二人かなり性格が似ている印象を持ったのだが、結局実学の方を重視した信西に頼長は破れてしまう。

二人とも大学生(大学者)であり、かなりの読書家、蔵書家だったらしく、正直読書好きの蔵書家の私としては見逃せないのもあるww

そして二人とも自分の考えの知識を信じすぎるあまり、孤立した最期を迎える点、冷酷な判断も辞さなかった点などかなり似ている。

大河ドラマの方でもかなり印象が強かったもんなぁ……。

 

 

全体の感想

 

かなり満足度の高い読書だった。

そもそも日本の中世期についてはずっとちまちまとでもいいので勉強したい欲求があり、国内外問わず「中世期」という時期について関心がある。

今回この本では武士の時代に移っていく全体像を俯瞰でき、基礎がある程度固まった気がするのでもっとピンポイントで調べていける自信もわずかについた。

ことに源平についてはやはりもっと突っ込んで調べていきたいという思いが読んでいても強かったし、当時の人々の信仰心などについてもかなり興味が出てきた。

次の<7>「鎌倉幕府」の巻についてはまだすぐには読まないだろうけど、この中世期に宗教観、信仰対象などいまにまで伝わるものについての本や、源氏と平氏についての本を優先的に読んでいこうと思っている。

 

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