本のなかを旅する日々〜かりあの読書日記〜

本大好きのその周辺。思ったことや読んだこと。

わたしの黒い騎士/リン・カーランド

 

 

 

割とここ最近目についたから気になり始めたのかもしれない。

私はAmazonでしょっちゅうファンタジー小説をチェックしたり、また買ったりするのだが、ある日からオススメ欄にロマンス小説がしょっちゅう載ってくるようになった。

え?なんで?と戸惑いつつあらすじやレビューを読むと、うむむ、確かになんか気になってくる。面白そうなストーリーだし、なによりいい作品へのレビュワーの高評価ぶりが凄まじい。

いやいやこれは本読みとしてちょっとほっとけないじゃん?あたし、一応自称乱読家だし??とかぼんやり脳内でアレコレ言いつつ、それでも、ロマンスはな〜〜〜〜…なんつって敬遠していたのである。

 

ところがある日、私がしょっちゅうストーカーのごとく覗き見させていただいている読書メーターのお気に入りさんが何人かいて、その中の1人の方がロマ本を紹介していたのである。

む!?これは!!!とまあ思いますわね。だって気になってたのに気にならないふりして素通りしてたジャンルをお気に入りの読友さんが紹介していたんだからね。

ということで、思いきって買って読んでみたのが本書、『わたしの黒い騎士』なのであった。

 

ホント、結果的に最高だったよ…。なんで早くからこのジャンルを開拓せなんだ自分よ…。

最高すぎて泣けてくるぐらい面白いじゃないかよ…。

ロマ本〜〜〜??はぁ〜〜?とか思うなかれ。

まずこの本の一番最高じゃ!と思ったところのランキングを組むと

 

3位ヒロインの恋の行方

2位登場人物たちの魅力

1位ストーリー構成

 

って感じ。

1位に恋愛じゃないんだ。1位はストーリーなんだ。

この作品は、ロマンス小説っていうか歴史小説+サブとしてロマンスって感じですごい面白かった。

 これはこれで一つの文学ジャンルを獲得してるんだぁーとなかなか興味深かったし、やっぱ本って乱読して新しいジャンルをどんどん開拓していった方が楽しいってつくづくそう思った。

 

 

内容

 

たった1人の肉親である父親に虐待されて育ったジリアンっていう設定がまずもうぐっとくる。男の人に虐待され外に出ずに育ったために男性恐怖症に陥っているっていうのもなんかすごく悲しくて、かなり感情移入できるヒロインだった。

そのジリアンが嫁ぐことになったのが、悪魔だのなんだのとんでもない噂ばかりの領主ブラックモアのクリストファー卿。彼には盲目という秘密がある。それをジリアンは知ることになる。それ以外にもクリストファーには心の傷がある。なかなかに依存心の高い彼だが、それもまた御都合主義にならず悲しい背景がある。すべてがきちんと理路整然としているからこそ、2人の恋の行方が光る。小説として完璧じゃん…と思いながら夢中で読んだ。

もしちょっとでも気になるジャンルかも、ロマ本とか思っている人がいたら、まずここから始めてほしいぐらい大好きな小説になった。

ちなみにこの本の登場人物、かなり魅力的な人々ばかりなのだが、なんとまあその登場人物それぞれにスポットを当てたスピンオフがあると、訳者のあとがきで発見。

なにーーーーー!?と思って検索。

あった…。ケンドリックとコリンのスピンオフが…!!絶版だったものの、マケプレで即買い。はあーーーまたこの世界に浸れる幸せ!早く来ないかな〜。

 

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