かりあの読書レビュー

読んだ本のレビューを書いてます

ジェイン・エア(下)

 

 

 

うわーやっぱり最後の最後まで面白かった!!

下巻の割と最初の段階で、上巻で気になっていたことのほとんどが片付いてしまったので、この分厚さの3分の2は一体どういう風にストーリーが動いていくのかと心配していたのだが、またそれはそれ。杞憂であった。むしろ個人的に後半の方が面白かった。

 

 

愛しのジェイン

 

頑固でなんでもズケズケ言ってしまい、「おーい!なんでそれを言ってしまうんだー!」とハラハラしてしまうことも多かったけれど、誠実で謙虚で敬虔で、人への奉仕が苦じゃないその姿をどうして愛さずにいられよう…!この下巻を通して、上巻を読んだとき以上にジェイン・エアという人物が好きになってしまった。

なので、トラブルで物乞い状態になったときの痛ましい姿に、読んでいて胸が張り裂けそうになる…。上品で丁寧で控えめなのに、常にお腹をすかし、居場所も見つけることができずに彷徨い歩く19歳のジェインが可哀想で可哀想で、読んでいて思わず涙してしまった。

 

 

新天地

 

結局なんとか次の新しい居場所を見つけることができた彼女に私はまたも涙…。よかったね、ジェイン…!

その新たな居場所で次々と判明する驚きの事実の連続。ページをめくる手が止まらない…!!!!

ここで書いてしまうと完全にネタバレっぽくなってしまうので、古典の名作といえども書くのはやめておこう。

 

 

宗教色の強い作品

 

読んでいて思っていたのだが、この本って読者の信心の有無によって相当意見が分かれるだろうなと思う。

私は信仰を持っていて、何事も理性を持って判断し、その結果苦労が待っていたとしてもそれを越えれば自分の精神が向上し、その精神の成長こそが神様が望んでおられるものだという考えであり、実際、この作品のジェイン・エアも全くその通りに行動している。なのでかなり共感したのだが、読者によってはジェインの選択について異議がある人も多いんだろうなーと思いながら読んだ。

結局ロチェスター卿のもとを去るのであるが(ネタバレごめん)、やはりその理由についてもかなり彼女の信条が柱になっているので納得いかない人はモヤモヤするだろうと思う。

しかしジェインのその慎み深さが魅力なんだよ!と、すっかり虜にされたジェインファンの私はここで叫んでおきたい。

 

この下巻は先にも書いた通り、後半からも怒涛の勢いで面白くなるので、「えー?上巻の謎が序盤で解けてしまったからやめよ」という早計は是非ともおやめください。まだまだ後半にも「え!?」という展開が何回かありますので。

いやーいい本を読むと元気が出てくる。この調子で次行くぞー!

 

スポンサーリンク