かりあの読書レビュー

読んだ本のレビューを書いてます

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ / A・J・フィン

 

  

 

 

 

 

 

うぅぅ〜…面白かったよぅ…そして

 

怖かった…

 

 

あらすじ

 

主人公のアナ・フォックスは広場恐怖症である。要するに外に出られない。パニックを起こすから。

もともとは児童の精神分析医をしていた彼女だが、そういうことで家から出られなくなって10ヶ月を迎えたところからこのストーリーは始まる。

夫と娘とは離れて暮らしつつ、寂しさまぎれなのか近隣を高性能カメラでウォッチング(と言う名ののぞき見)をするのが彼女の奇妙な楽しみの一つだった。

しかしそんな奇妙な楽しみのせいでとんでもないものを見てしまう。

隣家で起こる事件を…。

 

 

広場恐怖症

 

この作品で一番重要なキーワードといってもいいのがコレ、「広場恐怖症」。かつてミステリでこんなに家から出られず、そんな状態で事件を目撃するという設定の主人公がいるんだろうか、的なことを山崎まどかさんも書いているが、本当に特殊な主人公である。

まず、家から出られないので、全てが彼女の家の中で起こる。

しょっちゅう精神科医とかカウンセラーが出入りするし、薬もめちゃくちゃ作中に登場する。重度の広場恐怖症パニック障害者なのだ。

実は私も10年前にパニック障害を発症していたのだが、「広場恐怖症」というのは、詳しくはわからないのだが、どうにもパニック障害とニコイチみたいに合わせて発症する気がする。

私も、パニック障害広場恐怖症であった。私の場合は中度だったが、とにかく外出ができないし列にも並べない。

今でこそパニック障害は完治しているのであるが、軽度の広場恐怖症であり、よっぽどの用がない限り家から出ることはない。ちなみにいまの私の恐怖は車に乗って逃場のない状態で道の真ん中に放り出されていること…。考えただけで腹が痛くなるぜ…。

 

と、まあそんな具合に、この病気はとにかく社会のいろんなことをシャットせざるを得ない症状であり、作中、彼女の病状や心中についてかなり書かれている。

そしてなぜ彼女がそうなってしまったかについても…。そこがまた一つの謎ときでもある。

 

 

感想

 

最初にも書いたが、読み終わった感想が「怖い!!!怖面白かった!!」である。

帯にスティヴン・キングが「『一気読み』という言葉はこの本のためにある!」と書いてあるが、全くの同意だ。とにかく一気読み。特に下巻。

疑わしき人があまりにも多すぎるし、誰もかれもが、やろうと思えばやれたという状況のせいで、こっちの予想は外れまくる。そして二転、三転は当たり前。

最終的に「え!?!?!?!?」が二回ぐらいきますwwww

そのくらい予想外。誰が完璧に当てられるだろうか、この展開。いや誰もいやしないだろう。

事件そのものでの驚きもあるし、主人公アナの人生にも「え!?!?!?」がある。

 

今年ももう10月。まだまだミステリは読もうと思っているのだが、今んところこの本が1位ですわ…。

この読書の秋、「え!?!?!?!?」って言いたい人に強くオススメ…。怖いよ〜面白いよ〜。

 

ちなみに私の予想だけど、この本、今年の「このミステリーが読みたい」の国外10位内には絶対入ると思うね。入らなかったら泣く。でもコレより面白いミステリがあるってことだから嬉し泣きもする。

 

と、まあこんなところで。それではまた。

 

 

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