かりあの読書レビュー

読んだ本のレビューを書いてます

死に山 / ドニー・アイカー

 

 

 

 

 

震えるほど面白い、未解決事件の真相…!!!!

 

 

「ディアトロフ峠事件」とは

 

まずこの事件が世間でどう語られているのか、ウィキペディア先生による概要を大まかに箇条書きしてみる。

 

  • 事件が起きたのは1959年2月2日、当時のソ連ウラル山脈北部
  • トレッキングをしていた男女9人全員死亡
  • 死因がはっきり分からず
  • 争った形跡はなし
  • 遺体のうち、2体に頭がい骨骨折、1体が舌を失っていたこと
  • 数人の衣服からかなり高い放射能が検出されたこと

ディアトロフ峠事件 - Wikipedia

 

これが事件の大体のあらすじである。

 

 

不気味な事件

 

上記のウィキペディアからの概要に付け加えるとするなら、

テントが引き裂かれていたということ、

全員がほとんどいろんな場所で散りじりになって発見されているということ、

そして極寒中の極寒の山の中で、全員が発見当時に靴を履いておらず、靴はおろか服すらを着ていない遺体が数体確認されているということだ。

これは実に不気味だ。

私はしょっちゅうオカルトまとめサイトに出入りするオカルト大好き人間なので、この「ディアトロフ峠事件」のことはもちろん何度も読んで知っていた。数ある未解決事件の一つのしても数えられている、知る人ぞ知る有名な事件だろうと思う。

 

 

この本について

 

そして本書は、この未解決事件を暴くべく、アメリカ人の著者が真相に近づこうとするノンフィクションである。

著者ドニー・アイカーはロシアに向かい、当時を知る者、数人インタビューをし、「死に山」と呼ばれるそのディアトロフ峠に実際トレッキングを実行した。

この不気味な未解決事件に関しては、真相をつきとめる数多くの著書が世界中で出ているらしいが、陰謀や何かの類のものばかりで憶測の外に出るものがないらしい。

その中でも本書がここまで注目を集めているのは、この「ディアトロフ峠事件」の真相に、今最も近いものであるということだ。

 

 

全体の感想

 

とにかく追求していく過程が震えるほど面白いのだ…。ノンフィクションだろうと、「事実は小説よりも奇なり」、小説よりも面白いのではないだろうかと思わざるを得ない。夜も布団の中で読み始めてしまい、結局眠れず夢中になって読んでしまうww

 

この本は、当時の1950年代、彼らの足取りについての詳細のパートと、2010年代の著者が実際にトレッキングに向かったり、関係者にインタビューするパートに分かれていて、それが交互に語られる。その構成の仕方がまた秀逸で、1950年パートで「うわー!!どうなるんだ!!!」というところで2010年パートになり、2010年パートで「え!?!?どういうこと!?!?」となるいいところで1950年に戻ったりする。このさじ加減がうまい…!終始ワクワクドキドキなのだ。

 

感想として、結論に至った時「え?ホントー????」と思ったのが正直な気持ちだww

しかしそのあと読み終わって片付けなどをしているときに「いや、しかしあれがそうだから確かにもうそれ以外考えられないよな…」と、同意の方向に傾き、その後「いやでもやっぱ私はその論にはんた〜い」というのが今現在の気持ちだ。

それでも、じゃあ、その結論が自分の同意できないできないものだから、この本が面白くなかったかというと、もちろんそうじゃない。そんなわけないじゃないか!!めためたに面白かったよ!!

確かに自分の意見は、著者の結論に「う〜ん」と思うことがあるけれども、そこに至るまでのその過程、そしてもちろん結論も読む価値が大いにあるものだと思う。

オカルト好きな人もそうじゃない人にも、これは自信を持ってオススメしたい本である。ぜひ読んで、この結末を知ってほしい!!本当に強くオススメ!最高だった〜!

 

それではまた〜!

 

 

 

 

 

   

 

スポンサーリンク