本のなかを旅する日々〜かりあの読書日記〜

本大好きのその周辺。思ったことや読んだこと。

何かが道をやってくる / レイ・ブラッドベリ

 

 

 

 

こ、これは大好きな世界観!

★★★★★

 

 

あらすじ

 

ある年の万聖節前夜、ジムとウィルの二人は13歳だった。

そして彼らが一夜のうちに大人になり、もはや永久に子供でなくなってしまったのは、その10月の週のことだった……。 夜の町に訪れるカーニバル、その回転木馬の進行につれて、時間は現在から過去へ、過去から未来へと変わり、それと同時に魔女や恐竜が徘徊する悪夢のような世界が現れる。 抒情詩人が贈る一大ファンタジー

    (公式あらすじより)

この公式のあらすじから、もうこの小説の世界観が感じられるため、今回あらすじは抜粋。

 

 

全体の感想

 

すごく大好きな世界観だった!

ブラッドベリ作品は『華氏451』以来2作目だけれども、そのときも読んでいて詩的な世界観に気に入ったのを今回読んでいて思い出した。

彼の作品は随所にハッとするような言葉が散りばめられていて、そのたびに思わず付箋を貼ってしまう。『華氏451』のときもそうだったなぁ。

 

今回はファンタジーということだが、舞台はアメリカの日常であり、主人公たちはいたって普通の少年2人。しかしそんな日常が壊される時が来る。謎のサーカスがやってくるからだ。

この設定だけでももう悶絶。

サーカスは夜中にひっそりとやってくるのだ。来る前に遠くから感じる不穏な気配とコットンキャンディーの匂い…。嗚呼、素敵…。

作中に何度も出てくる「カライアピー」というものがわからなくて、なんぞや?と思って調べたら「蒸気オルガン」というものらしく、YouTubeに上がっていた動画を見たらゾッとした…。まさにこの不気味な世界観にぴったりの音色じゃないですか…!!夜にこだまする蒸気オルガンの不気味な音色に合わせて、逆回転する回転木馬…。

レイ・ブラッドベリ、最高…。

読み進めるたびに「そうそう、こういうのが私は読みたかったんだよ!!」と心の中で歓喜する。

実は私は短編小説というものがちぃっとばかし苦手なのだが、ブラッドベリは短編の名手らしいのでこれは彼の短編小説をどんどん読まねばという気持ち。

ここ最近面白い小説が続けて読めてるので幸せだー!

 

それではまた。

 

 

   

 

 

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