本のなかを旅する日々〜かりあの読書日記〜

本大好きのその周辺。思ったことや読んだこと。

怪物はささやく / パトリック・ネス

 

 

 

一気読みだった〜。

★4

 

 

あらすじ

 

怪物は真夜中過ぎにやってきた。墓地にそびえるイチイの大木の怪物がコナーのもとに現れて言う。「おまえに三つの物語を話して聞かせる。わたしが語り終えたら、おまえが四つめの物語を話すのだ」闘病中の母の病気が悪化、学校では孤立……。そんなコナーに怪物は何をもたらすのか。夭折した天才のアイデアを、カーネギー賞受賞作家が完成させた、心締め付けられるような物語。

   (公式のあらすじ引用)

 

 

感想

 

読み始め、正直言って全然この本を読むような気分でもなんでもなかった。ただ、平積みしている積ん読スペースの一番上にポイっと置かれていたので、「まあ、これでいいか」というような軽い気持ちで読み始めたのがきっかけ。

読み始めてすぐも、最初は失敗したなーと思っていたし、全然児童書を読む気分でもなかった。

 

それが、なぜかぐんぐん読ませる。

なぜに自分がこうまでも先の展開を渇望しているのかもわからぬまま、どんどんストーリーを追っていく。

結局、かなり初期の段階でわたしがこの小説の世界にすっかり入り込んでいたんだろう。

現れた怪物が、三つの物語を語る、と言い、この三つの物語のあとにコナーに四つ目の物語という名の真実を語れと迫る。

え?真実ってなんなの?

コナーの母は闘病中だし、学校では友達もおらず、むしろいじめられているコナー。母の代わりに家のことを献身的に頑張るコナー。

そんな彼が一体なんの真実を黙っているのか…。

気になって気になって結局半日で読了してしまう。

 

「ああなるほど!!」みたいな驚きじゃないけれども、じんわりと、これまでのことが繋がってることがわかり、最後にはなんだか知らないけれども泣けて泣けてしょうがなかった。

久しぶりに小説を読んでこんなに泣いた気がする。

 

内容としては結構児童書色が強い。私も最近はあまり児童書が読めない悲しい大人になってきていたので、これも読めるか心配だったんだけど、結局最終的には号泣。なのでこの本は万人に開かれた物語だと思う。子供達にも読んでもらいたい。大切な身近な人のことを考え直すきっかけになるようなストーリーだし、とてもいいと思う。

 

なによりも挿絵が全ページにわたってある。それがまた、いい雰囲気を醸し出してて、脳内の世界観形成に大いに役立った。

 

あ〜ホント、久しぶりにガッツリと一気読みしてしまった。

いい小説だったな〜…。

 

それではまた。

 

   

 

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